ガラパゴス諸島の探検 ダーウィンの足跡を辿って(8泊9日)

ダーウィンの足跡をたどるユニークなエクスペディションクルーズ。1835年にダーウィンが訪れた4つのガラパゴス諸島のうち、最初の島であり最東端にあるサンクリストバル島の他に、モスケラ島、サンタフェ島、サウス・プラザ島、サンタクルス島、エスパニョーラ島、エデン島、ノース・シーモア島も訪れます。ガ大自然の驚異に触れ、ガラパゴスを代表する野生動物をはじめ多様な生態系、壮大な景観を堪能できる旅です。
旅の始まりに南米で最も魅力的な首都のひとつであるキトのホテルで2泊します。世界遺産に登録されたこの街には、スペイン時代の優雅な建築物が残り、居心地の良いレストランや小さな職人工房が軒を連ねています。活火山を訪れ美しい自然の中を散策し活気ある青空市場も体験します。

エクアドルのキトからチャールズ・ダーウィンの足跡をたどり、比類なきガラパゴス諸島の自然の驚異を体験、多種多様な野生動物にも出会える旅です。

対象
ひとり旅 大人の旅 野生動物 冒険 絶景 ハネムーン
クルーズ日数
8泊9日
使用する船
MSサンタクルスⅡ
出発日

2022年
01月:04,18
02月:01,15
03月:01,15,29
04月:12,26
05月:10,24
06月:07,21
07月:05,19
08月:02,16,30
09月:13,27
10月:11,25
11月:08,22
12月:06,20

2023年
01月:03,17,31
02月:14,28

おすすめポイント

©Luis Felipe Lalama
©Hurtigruten
©Ashton Ray Hansen
©Ashton Ray Hansen
  1. 世界遺産に登録したエクアドルの首都キトのホテルで2泊。スペイン時代の優雅な建築物や居心地の良いレストラン、小さな職人工房が軒を連ねる南米で最も魅力的な街の一つを満喫。
  2. 遠隔地での冒険に理想的なサイズで快適性にも優れたスタイリッシュな探検船、サンタクルスII号乗船。充実した船内設備、シェフ自慢のスペシャリテ、快適なキャビンでエキサイティングな冒険も疲れ知らず。
  3. 小型ボート、カヤック、シュノーケリング、パドルボードなどを使って、自然の驚異を身近に感じることができます。知識と経験豊富なエクスペディション・チームが島内をご案内。
  4. 最東端にあるサンクリストバル島、モスケラ島をはじめ、サンタフェ島とサウス・プラザ島、サンタクルス島、エスパニョーラ島、エデン島、ノース・シーモア島などを巡り、ガラパゴスを代表する野生動物をはじめ多様な生態系、壮大な景観を堪能。

日程

1日目 キト 赤道をまたぎ、春が永遠に続くような街、キトから発見の旅が始まります。標高9,350メートルと世界で2番目に高いこの街は、高い谷間に位置し、近くの山々の景色は常にアンデスであることを感じさせてくれます。

キトは古代インカの集落を起源とし、現在では賑やかでモダンな街並みが広がっています。しかし、現代的な街並み裏側を覗き込まなくとも、旧市街を歩けば、この街がスペインの古典建築のショーケースとなっていることに気が付きます。この歴史的な街の貴重さが認められ、1978年にユネスコの世界遺産に登録されました。

夕方に時間があれば、この街に住んでいた詩人や芸術家にゆかりのある古い歩行者天国「ラ・ロンダ通り」を訪れてみてください。ここにはショップやカフェがたくさんあり、手工芸品も数多く販売されています。

夜になると丘や山々に広がる街の明かりがきらめき美しい光景が広がります。南米のもうひとつのハイライトである失われたインカ文明、そして息を呑むような山の砦マチュピチュへの訪問もお勧めです。オプションのプレプログラムにそれらのハイライトを体験できるリマからキトまで4日間のツアーがあります。

または、数日早くキトに到着し、マシュピ保護区のクラウドフォレスト・ロッジを訪れる4日間のツアーに参加することもできます。この地域はエクアドルのチョコ熱帯雨林の一部で、世界最大の生物多様性ホットスポットの一つとして知られています。
キト泊
2日目 キト 今日のツアーではエクアドルの自然の驚異を間近に感じることができます。活火山を訪れ、標高約12,800フィート(標高3,900メートル)まで歩きます。

ハイキングの前にフォトジェニックなサンゴルキの青空市場に立ち寄り、アンデスの様々な特産品を試食することができます。ここでは、地元の先住民が作った農産物が売られており、色鮮やかな豆類や果物、野菜などを目にすることができます。食べ物だけでなく、衣類や手工芸品も売られており、気さくなお店の主人たちとの会話も楽しめます。

キトから車で1時間半、壮大な山々に囲まれたコトパクシ国立公園。ほとんど樹木のないこの地は、アンデスの湿地帯(パラモ)の特徴で、リャマの群れが放し飼いにされているのを見かけることがあります。鳥類では、アンデスカモメ、数種のハチドリ、運が良ければコンドルに出会えるかもしれません。周囲の山々を映し出す美しい湖、リンピオプンゴ・ラグーンまで歩きます。

現地のケチュア語で「月の首」を意味するコトパクシは、ほぼ完全な円錐形で、世界で最も高い火山の一つです。赤道直下にある数少ない氷河の一つであり、クレーターの高さは2,620フィートにも及びます。コトパクシの最初の噴火は1534年に記録され、地元の人々や征服者たちを恐怖に陥れました。最後の大きな噴火は1904年に起こりました。

昼食は、サン・アウグスティン・デル・カロで、この地方で最高のシェフが作る美味しい伝統料理を味わってください。午後遅くにはホテルに戻り、夕食を楽しんでからお休みください。
キト泊
3日目 キト
ガラパゴス諸島
朝食後、キト空港へ。朝のフライトで青い太平洋を越えて冒険の旅に出発します。バルトラ島にあるガラパゴス・エコロジー空港は、再生可能エネルギーで運営されており、世界で最も環境に優しい空港と言われています。

壮大なガラパゴス諸島に到着後は送迎車で港に直行します。港には、これから数日間、私たちのホームとなる快適な探検船サンタクルスIIが停泊しています。

乗船し安全に関する簡単な説明を受けると、ここから海の冒険が始まります。船長が乾杯の音頭をとり、エキサイティングな冒険ができるようにと祈ります。昼食後、すぐに船は出港します。

最初の寄港地は、わずか4海里(7.5キロ)の距離にあるモスケラ島の南端です。この島はバルトラ島とノース・シーモア島の間にある火山性の隆起した小さな島です。細長い砂州は溶岩の岩礁に囲まれ、ここにはガラパゴスで最も大きなアシカのコロニーがあります。

小型のエクスペディションボートに乗り込みます。上陸するとアシカが日向ぼっこをしている姿を見ることができます。この小島には、アオアシカツオドリをはじめとする多くの海鳥やサリーライトフットクラブが生息しており、驚くべき多様性と豊かさを垣間見ることができます。

平らな砂丘を数百メートル歩くだけの簡単なコースですが、ガイドからガラパゴスの壊れやすい海洋と陸上の生態系について学びながら探検します。
船中泊
4日目 サンクリストバル島 今日は群島の首都、プエルト・バケリソ・モレノに入港します。セロ・コロラドまで車で40分、絶滅の危機に瀕しているゾウガメの繁殖センターを訪問します。ガラパゴスのシンボル的存在で、寿命は100年以上と言われています。

セロ・コロラド・トータス保護区は、この巨大な爬虫類の数を増やし、絶滅の危機から救うために活動しています。こちらの保護区では、カメは自然の生息地に近い環境で生活しています。6ヘクタールの森には、サンクリストバル・モッキンバードやサンクリストバル・ラバ・トカゲなど数十種類の固有種が生息しています。

午後には、小型ボートで島の東端にあるプンタ・ピット(Punta Pitt)へ。この珍しいポイントは、浸食された火山円錐で構成されており、ここには海岸線の壮大な景色を眺めることができる遊歩道があります。プンタ・ピットは、ガラパゴス諸島で唯一、3種類のカツオドリの姿を見ることができる場所です。中でもアオアシカツオドリは、青い足をしているのですぐ分かります。

陸上では自然の中のハイキングを楽しみ、小型のエクスペディションボートに乗って海岸沿いを探検することもできます。透明度の高い海ではシュノーケリングや水泳が楽しめ、岩礁の上で水中アクロバットをするアシカを見ることができるかもしれません。
船中泊
5日目 サンタフェ島&サウス・プラザ島 朝食後、サンタフェ島ののどかな白砂のビーチに足を踏み入れ、美しい自然を散策します。この島にはアシカのコロニーや固有種のバリントン・ランド・イグアナが生息しており、巨大なウチワサボテンの間に座る姿や岩の上で日向ぼっこする姿を見ることができます。

島には至福の時間がゆっくりと流れています。小さなボートから海に入って泳いだり、シュノーケリングをしたり、最高のリラックスタイムをお楽しみください。水中の世界を覗いてみたいなら、グラスボトムボートに乗ってみましょう。カヤックも用意されているので、自分のペースでこの美しくワイルドな島を発見することもできます。

船上のシェフが作る美味しいランチの後、次の目的地であるサウス・プラザ島へ向かいます。ターコイズブルーの海と白い砂浜、そして黒い溶岩のコントラストが美しい水路を通ります。海岸沿いでは、風に乗って滑空するフリゲートバードやツバメウオ、ミズナギドリに出会えるかもしれません。

サウス・プラザ島はとても小さい島ですが多くの植物が生息しており、特に花を咲かせる多肉植物のセスビウムや、うっそうとしたウチワサボテンの群落は見事です。海岸では陸イグアナがのんびりと眠り、ウミイグアナは海を出たり入ったりしています。運が良ければ、2つの亜種の間で交配された雑種を見つけることができるかもしれません。
船中泊
6日目 サンタクルス島 今朝はサンタクルス島にある群島最大の町プエルトアヨラへ上陸します。この島では200人以上の科学者とボランティアがガラパゴスの野生動物の保護に取り組んでいます。

飼育場では、孵卵器に入った子ガメを見ることができます。また、ダーウィンが進化論の基礎とした有名なフィンチを自分の目で見てみましょう。

次に、トラピッチェ(サトウキビをすりつぶす機械)を使って、サトウキビジュースを抽出し発酵させてお酒にする工程を体験してみましょう。工場まではバスか自転車での移動となります。

オプンティア・カクタスの森を体験した後は、高地でランチを楽しみます。海岸沿いの平野部とは全く異なる生態系で、しっとりとした緑の葉と冷涼な気候が特徴です。また、最も多くのゾウガメが生息している場所でもあり、巨大な亀を自然のままの姿で見ることができます。草をむしゃむしゃ食べたり、水たまりで泳いだりしている姿も簡単に見つけることができます。

ランチが終わったら、トルトゥーガ湾でマウンテンバイクやカヤックを楽しむのも良いでしょう。また、この美しい湾までの1.3マイル(1.8キロ)をハイキングし、雪のように白い美しいビーチ、プラヤ・ブラバに立ち寄ることもできます。

プラヤ・マンサはマングローブの入り江で、透明度が高く静かな海は海水浴やシュノーケリング、カヤックに最適です。また、マングローブの木陰からのんびり海を眺めるのも良いでしょう。

トルトゥーガ湾は保護措置のため入場制限がありますので、必ずエクスペディションチームと調整してください。
船中泊
7日目 エスパニョーラ島 400万年前に誕生した最古の島のひとつといわれるエスパニョーラ島は、群島で最も南に位置する島です。3月から1月にかけて、世界のアホウドリのほぼ全個体がここで繁殖し、野鳥愛好家を魅了しています。ナスカブー、アオアシカツオドリ、ツバメウオなどの鳥も見られます。

また、赤い色が印象的なエスパニョーラ溶岩トカゲや、この地だけの固有亜種である色鮮やかなウミイグアナにも注目です。

野生動物といえば、2020年に希少なカメが900匹以上の子供を生んだという朗報がもたらされました。サンディエゴ動物園から貸し出された100歳を超えるディエゴは、ほぼ一匹で同亜種を絶滅の危機から救った可能性があるのだそうです。その努力の甲斐あって、現在はエスパニョーラで大家族とともに隠居生活を送っており、150歳くらいまで生きると予想されています。

エル・ソプラドール(El Soplador)、つまり「吹き流し」という意味の名前がついた穴から75フィートの高さまで水を吹き上げる有名な光景を見ることができます。満潮時に波が溶岩の裂け目にぶつかり、裂け目から水を吹き出すことでこの現象が起こるそうです。その後、船上に戻りゆったりとしたランチを楽しみます。

午後は、絵葉書のように美しいガードナーベイとオズボーン島では、アシカ、モッキンバード、フィンチなどの観察をお楽しみください。シュノーケリングやカヤックなどの海のアクティビティも充実しています。
船中泊
8日目 サンタクルス島&ノース・シーモア島 サンタクルス島の沖合にあるエデン島は、火山円錐の一片が海中に突き出ているような場所です。透明度の高い浅瀬で、ガラパゴスゾウガメやエイ、フレンドリーなリーフシャークに出会えるかもしれません。

サンゴ礁を探検したい方にはシュノーケリングの道具が用意されますのが水着をお忘れなく。天気が良ければ、グラスボトムボートやカヤックでエデンの海岸を漕ぐこともできます。海岸では、ゴムのような赤い喉が特徴的なフリゲートバードに注目してみてください。

その後、船上でランチを楽しんだ後、ノース・シーモア島へ向かいます。火山の噴火で海底が隆起してできた平坦な土地で、そのため非常に滑らかで侵食されたように見えます。

上陸地点のすぐ近くには、銀灰色のパロサントの木(別名セイントウッド)の小さな森があります。この木は通常、葉を持たず1年の半分は休眠状態で、雨を待って花を咲かせます。この木はお香の材料として有名ですので、是非香りを嗅いでみてください。

また、ここはアオアシカツオドリ、フリゲートバード、ツバメウオのコロニーを観察するには絶好の場所です。アシカやウミイグアナもノース・シーモア島の豊かな海に生息し、海の生き物を食べています。若き日のダーウィンは、ウミイグアナを「不器用なトカゲ」「醜い姿」と表現しましたが、私たちはそうは思いません。あなたにはどう見えるでしょうか?
船中泊
9日目 バルトラ島 エクスペディションクルーズが終了し、世界で最も素晴らしい自然の地の一つであるこの地の豊かな野生動物と素晴らしい景色に別れを告げる時がやってきました。バルトラ島で下船し、素晴らしいクルーとエクスペディション・チームに別れを告げます。

空港へ移動し、グアヤキル行きの飛行機を待ちます。グアヤキル到着後、担当者が国際線への乗り継ぎをお手伝いします。または、グアヤキルからキトへ移動し、キトから国際線にお乗り継ぎください。

今回の冒険を振り返りながら、素晴らしい思い出、新しい友人に感謝し、そしてこれからもずっと冒険をしたいという衝動が芽生えたならば幸いです。またすぐにでもご乗船いただけることを願っています。

オプショナルツアーでは、エクアドルでの滞在を数日延長することができます。エクアドルのアマゾンとその心臓部であるナポ川へ行きましょう。コカに飛び、美しいアマゾンの熱帯雨林に囲まれたロッジに3泊し、厳選されたアクティビティに参加し様々な動植物をご覧いただけます

また、キトからマシュピ保護区に移動しユニークな生息地と生態系を見学します。豪華なクラウドフォレスト・ロッジに3泊し息をのむような美しい風景をご堪能ください。(プレプログラムとしてもご利用いただけます)。

ポストプログラムには、キトでの2泊が含まれています。
 

乗船代金

   

おすすめクルーズ

©Karsten Bidstrup
クルーズ日数:15泊16日

ディスコ湾の美景、グリーンランド西岸(15泊16日)

使用する船
MSフリチョフナンセン,
出発日

2022年
08月:09

2023年
08月:09,18

料金確認・お問い合せ

よくあるご質問