冬のノルウェー・オーロラ探訪 ハンブルク発着(14泊15日)

ハンブルクを出発しベルゲンへ。フロイエン山の頂上から壮観な景色をご覧ください。ノールフィヨルドを航行し、ホーヴェン山の麓に位置するノルウェー最大のヨステダール氷河近郊の町ローエンを訪れます。 アルタでは輝くオーロラ聖堂を見学し、ヨーロッパ最北ノールカップの断崖絶壁からの風景をご覧ください。
国際色豊かな北極圏の首都トロムソに寄港。豊富なオプショナルツアーをお楽しみください。絵のように美しいロフォーテンの村やレイネとオーも訪れ、ノルウェー漁業の重要性について学びましょう。オーレスンではアールヌーボー建築を見学し、フンボルトペンギン、アザラシ、ラッコが見られる大西洋海洋公園を訪れます。ハダンゲルフィヨルドの村の名物、暖かいサイダーでスリリングな冬の冒険の成功を祝って乾杯しましょう!

ヨーロッパ最北端のノールカップなどノルウェーの魅力満載の街や村を尋ね、
オーロラゾーンに6日間滞在する冬のノルウェー至極の旅。

対象
ひとり旅 大人の旅 冒険 絶景 ハネムーン
クルーズ日数
14泊15日
使用する船
MS オットースベルドロップ
出発日

2022年
09月:30
10月:14,28
11月:11,25
12月:09,23

2023年
01月:06,20
02月:03,17
03月:03
09月:29
10月:13,27
11月:10,24
12月:08

2024年
01月:05,19
02月:02,16
03月:01,15,29

おすすめポイント

©Espen Mills
©Espen Mills
©Espen Mills
  1. 北極圏に入りオーロラゾーンと呼ばれる地域に6日間滞在します。夜空を彩るオーロラを見るチャンス!
    オーロラが発生しない場合は、次回の無料クルーズをお約束する「オーロラ・プロミス」の保証付き。
  2. アルタのオーロラ大聖堂訪問、ローエンのスカイリフト、レイネ(オー)の漁村訪問、ベルゲンのフロイエン山ケーブルカー、ヨーロッパ最北端のノールカップ観光など豊富なオプショナルツアーを無料でお楽しみいただけます。雪が降ると楽しみ倍増!!
  3. 絵葉書のように美しいと言われるロフォーテン諸島のスヴォルヴァール、北緯70度の町アルタ、ヨーロッパ最北端ノールカップへの拠点となるホニングスヴァークなど、船旅でなければ訪れるのが難しい北極圏の町々を巡ります。

日程

       
1日目 ハンブルク ノルウェーに向けて出港。出港予定時刻は午後7時です。

ハンブルクにてMSオットースベルドルップに乗船。自然界で最高のスペクタクル体験と言われるオーロラを探しに北極圏の街や村を訪れます。

乗船後に無料のエクスペディションジャケットを受け取り、キャビンで少し寛いだ後は船内を探索。避難訓練に参加しましょう。豪華な夕食と船長による歓迎の乾杯の後、エクスペディション・チームと合流します。彼らは旅行中の知識豊富な指導者であり、温かいホストであり、気立ての良いガイドです。彼らの多くは、このクルーズ中に訪れる場所で育ち、暮らしています。そして彼らの住む土地を案内することに情熱を注いでいます。しかし何よりもまず、彼らはお客様の安全と幸福を守るための重要な責務があります。彼らはお客様と共に、健康と安全に関する重要な約束事を守ることを何よりも重要視しています。

ハンブルクでの宿泊を追加し、ガイド付きの市内観光でハンザ同盟発祥の都市の海事精神を追体験してはいかがでしょう。

ハンブルク海峡を抜けるとクックスハーフェンに到着し、そこでノルウェーへの旅の始まりを祝います。クックスハーフェン港は、何百年もの間、ドイツの船員やドイツを離れる移民が利用してきました。このセレモニーでは、エクスペディション・チームがこれから始まるオーロラの国での冒険について、必要なすべてをご説明します。また、ハパックハレ博物館ではガイド付きツアーが行われ、私たちの旅に歴史的な視点をからの楽しみ方を与えてくれるでしょう。
船中泊
2日目 洋上航海日 船上の疲れを癒すのに必要な時間としてゆっくりとお過ごしください。ホットタブ、サウナ、室内ジムなど、船内の施設を楽しむこともお勧めです。またエクスペディション・チームや他のクルー、ゲストとも親交を深める時間になるでしょう。

サイエンス・センターでは、エクスペディション・チームによる洞察に満ちたレクチャーの第一回目が始まります。エクスペディション・チームのメンバーはそれぞれ異なるテーマの専門家です。彼らのレクチャーを通じて、ノルウェー沿岸の冬のクルーズで出会う自然、人々、歴史、場所、自然現象について彼らの幅広い知識を共有することができます。
北海の地質、オーロラの科学、ノルウェーの象徴であるフッティルーテンの歴史など、様々なトピックのレクチャーが用意されています。

また、フッティルーテンはノルウェーの市民科学プロジェクトのサポーターで、そのプロジェクトに誰もが参加できます。例えば、クルーズ中に撮影したクジラの写真が地球上のクジラの特定と追跡に役立つHappywhale(ハッピーホエール)プロジェクトがあります。また、雲や空の状態を下から観察し、人工衛星が収集したデータと組み合わせる「Globe observer(グローブ・オブザーバー)」プロジェクトもあります。科学界をサポートするだけでなく自分の周りの世界をより深く理解することができます。

天候を完全に予測できる人はいないとはいえ、この時期の北海の風と波は少し荒いことで知られています。船長の目標は翌日ベルゲンに入港することですが、自然が相手では全てが計画通りにはいきません。しかし、自然が相手であるために何が起こるか分からないのが探検(エクスペディション)です。フッティルーテンはお客様のクルーズが安全で円滑に進むよう可能な限り最善を尽くします。
船中泊
3日目 ベルゲン ノルウェーで最も美しい都市のひとつであり、徒歩での散策に最適なベルゲンへようこそ。西暦1070年に始まったベルゲンの街は長い間ノルウェーの首都でした。この街には今でも地元の特徴的な文化、遺産、魅力が数多く残り、世界各国から訪れる観光客を魅了します。

ベルゲンでのアクティビティは、フロイエン山へのエクスカーションです。船着き場からフッティルーテンの専用バスに乗り、フロイエン山ケーブルカーまで行きます。山頂までの乗車時間はわずか6分。標高320mの山頂では、7つの山と海に囲まれた街の絶景を楽しむことができます。時間があれば森の中でちょっとしたハイキングを楽しむこともできます。

ベルゲンの中心部に戻ったら、石畳の道や路地を散策してみましょう。ユネスコの世界遺産に登録されているブリッゲン地区には、色とりどりの木造の波止場があり散策するにはちょうど良い広さです。14世紀に建てられたこの地区には現在、ノルウェーのさまざまな芸術品や工芸品を扱うブティックが軒を連ねています。ブリッゲン地区の向かい側には、ベルゲンの有名な魚市場があり見るだけでなく、音、香りを存分に楽しむことができます。
船中泊
4日目 ローエン郊外 早朝、ヨーロッパで最も高い海が侵食されてできた断崖であるHornelenを通過し、ノールフィヨルドに入る風光明媚なクルージングで一日をスタートします。このフィヨルドは、ヨーロッパ最大の本土氷河ヨステダールから流れ出し、スタッドランデット半島の南で海へと流れ込んでいます。

私たちの探検船は小さいので、大きな船では通れないような海峡や水路を通ることができます。そのため、ノルウェーの海岸が誇るフィヨルドや山々をより身近に感じることができるでしょう。また、普段はあまり訪れることのない小さな集落にも行くことができ、この国の文化や生活様式を垣間見ることができます。

エクスペディション・チームが行う、ノルウェーの地質学に焦点を当てたフィヨルドや山々、氷河の形成についてのレクチャーを聞くと、一層興味が湧いてくることでしょう。また、かつてこの地に住んでいたヴァイキングの文化や、現在もノルウェー人の心の中にある探検心について学ぶことができるかもしれません。

フィヨルド沿いには、ヴァイキング以前の古い漁村が数多く残っています。正午ごろに到着したローエンはそのひとつです。ヨステダール氷河の裏側にあるローエンは、ノールフィヨルドの中心に位置し、周囲を散策するには絶好の場所です。

小型ボートで桟橋に上陸すると、そこはローエン・スカイリフトの出発点にもなっています。このケーブルカーは、わずか5分で1,011メートルのホーヴェン山の頂上まで登ることができます。山頂では、フィヨルドを一望できる忘れられない景色が待っています。東にはスコーラ山やロー湖、南にはヨステダール氷河やオルデン山が見えます。

これらの素晴らしいパノラマ風景を眺めながら、スノーシューやソリなど、山での冬のアクティビティにオプションで参加することもできます。時間と天候が許せば、フィヨルドでスリル満点のウィンターカヤックに挑戦することもできます。
船中泊
5日目 洋上航海日 船内のラウンジで過ごしたり、ホットタブに浸かったり、デッキに出たりと、自由な時間をお過ごしください。海から見るヘルゲランド郡や低地の島々は目を離せないほど美しい光景です。

セブン・シスターズ山脈の峰々は、日の出とともに現れた妖怪トロールの7姉妹が石になってしまったとされる伝説が残されています。また、トルガッテン山(Torghatten)には、真ん中に大きな穴の開いた岩があり自然の驚異を感じます。さらにこの山にはトロール王の帽子が矢に貫かれて石になったという伝説もあります。 この辺りにくるとノルウェーの長い海岸線も半分になり、北極圏ももうすぐそこです。北上すればするほど、オーロラが見られる可能性が高くなります。この自然現象は、太陽風によって運ばれた荷電粒子が地球の大気圏上層部を乱し、魅惑的な波紋と光線を作り出す時に起こります。その結果、まばゆいばかりの色とゆらめくダンスのような宇宙の幻想を思わせるライトショーが生まれるのです。

ノルウェー北部の天候は、例年より気温が下がり雪の量も増えるので、景色が明るく見える効果があります。冬のどの時期に航海するかにもよりますが、日照時間はかなり短く、北極圏を超えるとさらに短くなります。 しかし、真っ暗闇というわけではなく、とてもロマンチックな「ブルーアワー」を体験することもできます。ブルーアワーとは、数時間にも及ぶ薄明かりのことです。冬の太陽は地平線のすぐ下で輝き、ノルウェーのフィヨルドや山々は夢のようなコバルトブルーの光に包まれます。

船内では、エクスペディション・チームが地元の民話やおとぎ話、灯台から人工衛星に至る沿岸の航海の歴史などについてのレクチャーが行われます。ノルウェーの典型的なアウトドア文化である「フリルフツリブ(friluftsliv)」についても学ぶことができるかもしれません。また、船内のプロのカメラマンから、オーロラ出現時の撮影のコツを教えてもらうこともできます。
船中泊
6日目 スヴォルヴァール 冬の北極圏を航行できる場所は地球上にそう多くはありません。ノルウェーの海岸もそのひとつです。船はいつしか北緯66度33分を越えて北極圏へと入ります。この記念すべき出来事を記念して、ノルウェーの船乗りの伝統に則りデッキ上で特別なセレモニーを行います。セレモニーで何が起こるかは、実際にクルーズ船上で確かめてください。

ロフォーテン諸島は、ノルウェーの中、もしかしたら世界の中でも、最も素晴らしい場所のひとつかもしれません。群島に近づくにつれ、海からそびえ立つ巨大な山々の壁とドラマチックな峰の姿は、決して忘れることができないものです。穏やかな漁村が入り江の中にひっそりと佇み、季節の雪やオーロラが上空を舞う様子は本当に魅力的です。

ヴェストフィヨルドに沿って航行し、午後にはスヴォルヴァ-ルに到着します。ここはロフォーテンで一番大きな町で、約4,800人が住み、その多くが漁師として働いています。海沿いのプロムナードにはショップやアートギャラリーがあり、漁師小屋の列を眺めることができます。また、「ヒュール(Hjell)」と呼ばれる木製の棚が町の海岸に点在しているのを見かけるかもしれません。地元で獲れたタラはこの棚で乾燥され、後に英語でストックフィッシュと呼ばれる「トールフィスク(Tørrfisk)」に加工され、地元の珍味として珍重されています。漁業はロフォーテンでの重要な生活様式であり、この日のレクチャーではタラがいかにノルウェーの国づくりに貢献したかが取り上げられるかもしれません。

また、エクスペディション・チームは、オプショナルツアーとして安全で素晴らしいハイキングコースやスノーシューイングエリアを厳選し、地元の知識を生かしたツアーを提供します。
船中泊
7日目 アルタ 北緯70度、北極圏のはるか上に位置するフィンマルク県の広大な原野にアルタはあります。遠征の折り返し地点であり、人口1万人を超える世界最北の町です。私たちは午後の早い時間にアルタに到着し、真夜中過ぎまで滞在し、天気の良い日には満天の星を眺め、オーロラの出現を待ちます。この町はオーロラオーバルの真下にあり、オーロラの活動が安定していることで知られています。曇り空でなく、その他の条件も良ければ、素晴らしいオーロラショーが見られるかもしれません。

アルタにある近代的なオーロラ大聖堂では、オーロラについてより深く学ぶことができます。チタンで覆われた建物とその螺旋状の鐘楼は、この地のスカイラインを象徴する景色で、夜になるとライトアップされてさらに印象的です。ここには、ノルウェーの科学者クリスティアン・ビルケランが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、アルタを画期的なオーロラ研究の中心地として確立した様子を伝える体験型の展示があります。また、この大聖堂ではクラシックコンサートも開催されています。

トロムソとフィンマルクは、半遊牧民であるサーメの伝統的な土地でもあります。エクスペディション・チームはアルタでサーメの文化について話す機会を持つでしょう。アルタからそれほど遠くないところにあるマーゼ村は、カウトケイノ川沿いにあるサーメ人の村で、オプショナルツアーの一環として訪れることができます。冬になり雪が積もれば、アルタはスノーホテルや犬ぞり、スノーモービルなどのアクティビティを楽しむことができる場所でもあります。
船中泊
8日目 ホニングスヴァーグ 小さな町ホニングスヴァーグに到着します。この日はヨーロッパ最北端の地を訪れるエクスカーションが含まれています。ホニングスヴァーグから観光バスに乗って、小さな湾や村を通り過ぎ、山の台地を横切ると壮観なノールカップに到着します。北緯71度10分21秒、地理的北極からわずか2,100キロの場所にあり、その間にはスバールバル諸島があるのみです。

崖っぷちに立ちきらめく海を眺めてみてください。ノールカップは世界の頂点に最も近い場所なのです。地球儀のモニュメントで自撮りをしてからノールカップ記念館を訪れ、岬の歴史を物語る展示や短編映画を鑑賞しましょう。

ホニングスヴァーグに戻ったら、美しい港付近の魅力的なショップや家々、教会の並ぶ通りを散策しましょう。ノルウェー北部の多くの町と同様、ここでも漁業が主な収入源となっています。地元のレストランでは、新鮮な魚介類が味わえ、タラバガニが一年中楽しめます。この町は船の折り返し地点で、ここから南下して帰路につきます。
船中泊
9日目 トロムソ いよいよ北極圏の首都トロムソに寄港する日です。しかしその前に、デッキやエクスプローラーラウンジでザトウクジラを観察しましょう。この巨大で穏やかなクジラの家族は冬のトロムソ海域に頻繁に訪れ、ニシンを捕食することが知られています。エクスペディション・チームが常に海を見渡し、目撃情報があれば直ちにお知らせします。

昼過ぎにトロムソの街に到着し、昼と夜の時間帯にその魅力的な歴史や文化、大胆な建築物を見学します。北極圏大聖堂は、トロムソで最も印象的なランドマークの一つで、特に夜のライトアップが美しいです。巨大なステンドグラスの窓は、間近で見る価値があります。

トロムソは歴史的に、狩猟や探検のための開拓の町であり、北極探検の出発点として機能していました。不毛のツンドラ地帯に比べ、ファッションや食べ物が豊富で、まるでパリのような街と噂されました。「北のパリ」と呼ばれるようになった理由がそこにあります。 ショップを覗いたり、レストランで新鮮な食材を味わったりと、思い思いにお過ごしください。フレンドリーな地元の人たちに会ってみたい方は、トロムソにある世界最北のビール醸造所「マック・ブリッゲリ」に行ってみましょう!町の人々が賑やかな交流しビールを楽しむために集まる活気あるパブ「オルハレン」もお勧めです。また、海辺にある1830年代の倉庫を改築した極地博物館を訪れます。

トロムソは有名な捕獲者ヘンリー・ルディやスヴァールバル初の女性猟師ワニー・ウォルスタの拠点として栄えた街であり、その歴史を紹介する展示をご覧いただけます。また伝説の探検家フリチョフ・ナンセンとロアール・アムンセンの探検で重要な役割を果たした場所でもあります。 オプショナルツアーとして、エクスペディション・チームと一緒に自然観察、スノーシューイング、オーロラハンティングのバスツアーなどを楽しむことができます。またノルウェーの北極圏内に位置する地域では、冬の終わりに十分な雪が積もると、犬ぞり体験ができる場所も数多くあります。
船中泊
10日目 レイネ 朝、ロフォーテン諸島にある絵に描いたような漁村、レイネに入港します。ここは、崗岩の鋭い山脈の麓にある島で赤く塗られた可愛らしいロルブー(漁師小屋)が特徴的です。高さ450mのレイネブリンゲンは、最も特徴的な山のひとつで雪をかぶった姿は特にドラマチックです。

その風景と色彩の組み合わせは、ノルウェーで最も写真に撮られる風景のひとつとなっています。 村の中を歩き回り景色を堪能した後は、本日のアクティビティに出発です。バスで30分、ノルウェーで最も保存状態のよい伝統的な漁村のひとつであるオーに向かいます。

この小さな村の中心にはノルウェー漁村博物館があり、過去250年にわたるロフォーテンでの漁業の重要性と発展について解説しています。村が博物館であり、博物館が村であることを実感していただけることでしょう。

その後、レイネに戻り、エクスペディション・チームと一緒にハイキングを楽しみ、ウィンターカヤックに挑戦する機会もあるかもしれません。

船に戻り、オーロラの光に照らされた周囲の風景に出会えば感動の一日がさらに完璧なものとなるでしょう。

船中泊
11日目 洋上航海日 船はヘルゲランドとトロンドラッグの沖合にある島々に到着します。北海にさらされた島々は、フィヨルドとは対照的な風雨にさらされています。いくら木々が風に煽られ、曲がっても、小さなコミュニティはここで生き続けています。

今日の計画は、「1つもない」ということです。もしすべてが事前に決まっていたら、ワクワクするような冒険はないでしょう。そのため、この日の活動や上陸はエクスペディション・チームの裁量で決定されます。その日の天候を見ながら、その土地に関する深い知識をもとに、皆様にとって最も興味深い場所を選んでご案内します。これもエクスペディション体験のひとつです。 

この地域にはたくさんの島やフィヨルドがあり、時間や気候に応じてそのうちの1つ、またはいくつかを探検することができます。船は島の沖や小さな湾に錨を下ろしボートを使って海岸まで行きます。そこでは地元の自然や文化に触れる貴重な経験ができるでしょう。
船中泊
12日目 オーレスン 魅力的な海岸の街、オーレスンへようこそ。この小さな街は細い島々の岸辺にしがみつくように形成されています。かつては波止場や倉庫、現在はアパートとして使われているウォーターフロントの建物はパステルカラーの黄色や赤で塗られています。石畳の道を歩きながら、たくさんの尖塔や塔、装飾性の高い建物をご覧ください。よく見ると建物には様々な石像が彫られています。

1904年の大火災により焼け落ちた建物のの多くは、当時流行していた建築様式で再建されたアールヌーボーです。この大工事は、スンメ地方で休暇を楽しんでいたドイツ人のカイザー・ヴィルハイムが一部資金を提供したものです。彼はノルウェーを少なくとも22回は訪れたと言われているほどのノルウェー愛好家だったのです。トロンハイムとベルリンで教育を受けた約20人の棟梁と30人のノルウェー人建築家が、ヨーロッパ各地からインスピレーションを得て今日もここに多くの建物を建てています。

ノルウェーの漁業の中心地であるオーレスンには、最近ノルウェー初の海洋科学センターとして認定されたアトランティック・シーパークがあります。この日のアクティビティには、この公園への訪問が含まれています。海岸沿いのトゥエネセには、広々としたフンボルトペンギン園やヨーロッパ最大のアザラシプール、水中展望台があります。公園内のカワウソ島には、ヌッセ、マッフェ、ピアの名を持つ、社交的で愛らしい3匹のカワウソが生息しています。

また、アクスラ山の頂上までのハイキングコースも人気で、山頂からは市街地や他の島々を見渡すことができます。頂上のカフェでアイスクリームを食べましょう。また、この地方で人気の厚い三日月型のパンケーキ、スヴェーレもお試しください。ノルウェー産のブラウンチーズ、ブルーノスト(brunost)をのせると、よりワイルドにノルウェー風アレンジが楽しめます。
船中泊
13日目 ローゼンダール
または
スンダール地区
ノルウェーの南西に位置するハダンゲルフィヨルドは、この冬のエクスペディションで訪れる壮大なフィヨルドの最後となります。このフィヨルドの奥深くまで航海しながら、その景色をお楽しみください。現地の状況に応じて、スンンダルかローゼンダールのどちらかの村を訪問する予定です。

ボンドゥス氷河に近いスンンダルでは、ハイキング、カヤックなどのオプショナルツアーをお楽しみください。ローゼンダールは人口わずか800人の小さな魅力的な村です。ローゼンダールの東側には、フォルゲフォンナ氷河があります。村にあるビジターセンターでは、ノルウェー最大の氷河のひとつであるフォルゲフォンナ氷河について詳しく知ることができます。

スンンダルでもローゼンダールでも、村にある小さなカフェに立ち寄れば地元のおいしい食材を味わうことができます。ハルダンゲルフィヨルドの丘陵地帯には、ノルウェー全土の果樹園の40%が集まっていて、この地域はジャムやジュースから、あるワイン評論家が「北欧のシャンパン」と評した受賞歴のあるシードルまで、リンゴ製品で有名なのです。
船中泊
14日目 洋上航海日 探検が間もなく終わろうとしています。この頃になると乗り合わせた仲間たちとも仲良くなり、趣味や自然に対する情熱など、共通点も多くなっているでしょう。ビストロのような雰囲気のフレドハイムで軽食を食べながら、探検の思い出話に花を咲かせるのも良いでしょう。 あるいはエクスプローラーバーでお酒を飲みながら、気さくなおしゃべりと過去の冒険の話を交わすのも楽しいひと時でしょう。クルーやエクスペディション・チームの仲間ともこの旅の思い出話で盛り上がるかもしれません。

最後の洋上航海日を静かに過ごしたい方は、メモリーカードに詰まったオーロラの写真を見ながら、思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。あるいは、ジムで汗を流し、サウナの蒸気でリラックスするのも良いでしょう。
船中泊
15日目 ハンブルク 到着予定時刻:午前11時

船、船長、クルー、エクスペディション・チーム、そして新しい友人たちに別れを告げる時がやってきました。 フィヨルド、魅力的な街並み、フレンドリーな人々、幻想的なオーロラなど、冬のノルウェーでの特別な思い出を胸にお帰りください。

ハンブルクで1泊追加してハンザ同盟都市の海運の精神と活気に満ちた都市をガイド付きツアーで 観光することもできます。

おすすめクルーズ

©Karsten Bidstrup
クルーズ日数:15泊16日

ディスコ湾の美景、グリーンランド西岸(15泊16日)

使用する船
MSフリチョフナンセン,
出発日

2022年
08月:09

2023年
08月:09,18

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