マチュピチュとインカの歴史 南米ハイライト(11泊10日)

世界遺産の街並みが美しいリマからインカ帝国の都クスコへ。インカの遺跡が多く残るセイクリッドバレーのホテルに二連泊し、豪華列車「ハイラム・ビンガム」でマチュピチュ遺跡を訪れます。太平洋沿岸の寄港地では新時代を築いたスペインの名残であるコロニアル建築の街並みを散策し、新鮮な魚介が人気の地元料理もお楽しみください。豊富なオプショナルツアーで、謎に包まれたナスカの地上絵を見学するチャンスもお見逃しなく。

インカ帝国の歴史的魅力満載のコース、太平洋岸の街では新時代を築いたスペイン統治時代の名残も感じられます。

世界遺産の街並みが美しいリマからインカ帝国の都クスコへ。インカの遺跡が多く残るセイクリッドバレーのホテルに二連泊し、豪華列車「ハイラム・ビンガム」でマチュピチュ遺跡を訪れます。太平洋沿岸の寄港地では新時代を築いたスペインの名残であるコロニアル建築の街並みを散策し、新鮮な魚介が人気の地元料理もお楽しみください。豊富なオプショナルツアーで、謎に包まれたナスカの地上絵を見学するチャンスもお見逃しなく。

対象
ひとり旅 大人の旅 野生動物 冒険 絶景 ハネムーン
クルーズ日数
10泊11日
使用する船
FR フラム , RA ロアールアムンセン , MS フリチョフナンセン
出発日

2022年10月12日 (アムンセン)

2022年10月13日 (ナンセン)

2023年10月03日 (フラム)

2023年10月07日 (アムンセン)

2023年10月17日 (ナンセン)

おすすめポイント

©Alexey Stiop
©Genna Roland
Camille Seaman
  1. インカの遺跡が多く残るセイクリッドバレーのホテルに二連泊。
    豪華列車「ハイラム・ビンガム」でマチュピチュ遺跡を訪問します。
  2. 豊富なオプショナルツアー。(別料金)
    ペルーのパラカスからナスカの地上絵やガラパゴス諸島の中のバレスタス諸島へ、
    チリのバルパライソからイースター島へ。
  3. ペルーの首都リマでは、植民地時代の建築物、謎に満ちたインカ文明の遺跡、先コロンブス時代の遺物などを見学します。悠久の時の流れに身を任せ、ゆったりと歴史探訪をお楽しみください。

日程

1日目 リマ かつて「王の街」と呼ばれたペルーの首都リマは、太平洋とアンデス山脈に挟まれた砂漠の上にあります。国内最大の都市であり、伝統と流行が融合したエキサイティングな文化と料理が楽しめるモダンで広大な都市です。この街での冒険は、中心部のホテルに宿泊することから始まりますが、数日前に到着して町をより深く散策することも可能です。

ユネスコの世界遺産に登録された歴史地区には、マヨール広場やサンフランシスコ修道院など、植民地時代の建築物が多く存在します。一方、儀式用ピラミッドのワカ・プクヤーナとワカ・ワヤマルカの遺跡は、長い年月の間失われていたインカ文明の面影を残しています。また、先コロンブス時代の考古学を学ぶことができる、少なくとも4つの博物館があります。壁画やクリエイティブなカフェ、リマの2つの現代美術館があるバランコ地区は明るくボヘミアンな雰囲気のエリアです。

しかし、リマでの究極の体験はなんといっても食事でしょう。首都リマから発信される料理は世界中のレベルを引き上げる要素で、国際的に有名なレストランや受賞歴のあるレストランなど、楽しみの種には事欠きません。ペルーの美食のひとつに、新鮮な魚をライム汁などの調味料に漬け込んだセビーチェがあります。ミラフローレスの高級レストランから、チョリロスの漁港にある庶民的なセビーチェまで、街のあちこちで味わうことができます。
リマ泊
2日目 リマ
クスコ
セイクリッドバレー
朝、リマから飛行機に乗り「世界のへそ」という意味を持つインカ帝国のかつての首都、クスコへ向かいます。高地フアタナイ川流域の中央に位置するこの都市の原型は、ピューマの形をしていたと考えられています。ピューマの中心にはコロニアル建築が建てられ、カラフルなカーニバル、華やかなストリートパレードが行われるアルマス広場があり、ピューマの頭にあたる場所には、丘の上からクスコを見下ろす要塞と寺院群であるサクサイワマンがあります。海抜3,700mにあるこれらの遺跡からは、クスコ市街やインカの聖地であるアウサンガテ、パチャトゥサン、チンカの山が見渡せます。住居跡、祠堂、塔、トンネル、ジグザグの石灰岩の壁、独特の台形の出入り口など、要塞の広々とした遊歩道をゆっくりと歩いてみてください。

これらの遺跡の建設には70年以上の歳月がかかり、基礎工事、石材の加工、資材の運搬、石組みの完成に2万人の労働力が必要とされたと考えられています。歩いていると、壁や建物がすべてモルタルなしで作られていることに気づくかもしれません。巨大な石と石の間には草一本も入らないほど隙間なく完璧に組み合わされていて、インカの高度な石工技術を知ることができます。

昼食の時間になったら、地元のレストランで食事をしましょう。

午後はセイクリッドバレーにあるタンボ・デル・インカ・リゾートへ。美味しい夕食と心地よい睡眠で一日を終えるには最適の場所です。
セイクリッドバレー泊
3日目 セイクリッドバレー
マチュピチュ
ビアードバレー
リゾートでの朝食の後、忘れられない一日をお過ごしください。かつてこの地を征服したパチャクチー皇帝の王領であったオリャンタイタンボは、この町の名前と同じ、巨大な崖に張り付くように建っている恐ろしい石の要塞に由来しています。バラ色の花崗岩で作られたこの巨大な建造物は、かつて浴場、寺院、軍の兵舎からなる複合施設として繁栄し、要塞は敵対するアンティス族に対するこの谷の主要な防衛手段でした。また、征服戦争ではインカがスペインに対して最大の勝利を収めた場所でもあります。

その後、近くの鉄道駅に向かい、マチュピチュ行きの豪華なハイラム・ビンガム列車に乗り込みます。マチュピチュへの道中、景色を楽しみながら美味しいブランチをお楽しみください。

そしてついに、壮大なマチュピチュに到着です。1450年頃に建設され、スペインによる征服の際には放棄され、何世紀もの間、つる植物や木々で外界から遮断されていました。1911年にアメリカの考古学者によって「発見」されて以来、「失われたインカの都市」は世界でも有数の観光地として脚光を浴びるようになりました。

神官や職人、召使いが住んでいた当時の生活を想像しながら、遺跡を探索することができます。発掘調査によって骸骨や遺物、毛織物などが発見され、インカの石造りの精巧さを目の当たりにすることができます。しかし、インカ人は都市の栄枯盛衰について何の記録も残していないため、マチュピチュは考古学的に世界で最も謎に包まれた遺跡のひとつとなっています。
セイクリッドバレー泊
4日目 セイクリッドバレー
クスコ
リマ
カヤオ
朝食後、バロック様式のクスコ大聖堂へ。1500年代半ばにスペイン人がインカ帝国の宮殿の基礎の上に建てたものです。建設に使われた多くの石は、近くのサクサイワマン要塞から略奪されたものです。コリカンチャでは、インカ帝国の最も重要な寺院である太陽の神殿の基礎の上に建てられたサント・ドミンゴの美しいドミニコ修道院を鑑賞することができます。教会の西端にあるモルタルを使わない曲線の石積みの壁は、現存するインカの石造建築の中でも最も素晴らしい例のひとつとされています。

空港へ移動し、一路リマへ。リマに到着後、船が停泊しているカヤオに向かい、次の探検の始まりを待ちます。乗船しチェックインを済ませ、重要な安全訓練を受けた後、キャビンでほっと一息。それから船内の見学へ出かけます。その後は船長、クルー、探検隊とウェルカムディナーで顔を合わせ、これから始まる冒険の旅に乾杯しましょう。エクスペディション・チームから安全衛生に関するブリーフィングを受け、エクスプローラー・ラウンジとバーでお酒を嗜むと、あっという間に一日の終わりです。
船中泊
5日目 パラカス 半島のちょうど後ろ、湾岸沿いに位置するパラカスは、黒砂糖の崖とビーチに囲まれた静かな小さなリゾートタウンです。「エル・チャコ」の愛称で親しまれるこの町には、海岸沿いや大通りにレストランが並び、シーフードのフライやサルサ・クリオージャとユカの根を添えた「ハレア」に舌鼓を打つことができる場所です。また、ペヘリーとして知られるペルーの銀鱗魚もこの地域の名物で、この地域の有名な蒸留所で作られるブドウのブランデー、ピスコを片手に味わう料理は最高ですが、ピスコはかなり強いお酒なのでご注意を。

パラカス港の反対側には、紀元前200年頃に作られたと思われる、燭台の形をした不思議な地形図があります。これは、オプショナルツアーで南へ少し行ったところにあるピスコ渓谷の有名なナスカの地上絵と関係があるかもしれません。ナスカの地上絵は燭台より古いかもしれませんが、今でも新しいものが発見されており、その起源については地球外生命体が描いたかどうかなど、さまざまな説があります。

また、ガラパゴス諸島の中でもマイナーな存在とされるバレスタス諸島のボートツアーにも参加することができます。フンボルトペンギン、ウミガメ、カツオドリ、ペリカン、アシカ、イルカ、インカアジサシ、ザトウクジラなど、さまざまな野生動物が生息しています。また、近くにはパラカス国立保護区があり、砂漠と海の生態系が混在する珍しい地域です。火星のような黄色い砂丘と赤い砂浜には、100を超えるパラカス文化の遺跡があり、アンデスコンドルやチリフラミンゴなどの鳥たちが、別世界のような景色を楽しんでいます。
船中泊
6日目 洋上航海日 展望デッキやラウンジで美しい景色を眺めながら、穏やかな船旅をお楽しみください。

サイエンス・センターでは、エクスペディション・チームによるレクチャーを開催しています。コロンブス以前の歴史、周辺の山々や島々の地質、地域社会の民俗学など、さまざまなトピックを取り上げています。しかし、講義は屋内だけではありません。船上で海鳥が飛来するチャンスがあれば、エクスペディション・チームがデッキで海鳥を見つける手助けをしてくれるかもしれません。また、船内には専属のカメラマンがおり、旅の写真を撮ってくれるだけでなく、探検写真の基本的な撮り方についても教えてくれるでしょう。
船中泊
7日目 アリカ 海沿いの都市としては珍しく、アリカは常に砂漠気候に覆われており、世界で最も乾燥した都市のひとつに数えられています。そのため、1年中ほぼ毎日太陽の光が降り注ぎ、住民は「アリカは永遠に続く春を楽しんでいる」と誇らしげに語っています。ビーチは日光浴をする人やサーファーに人気があり、高い砂浜のエルモーロの崖からの眺めは素晴らしく、頂上ではためくチリ国旗まで15分かけて歩く価値があります。

また、サンマルコス大聖堂はパリの有名なギュスターヴ・エッフェルが設計し、1876年に落成したもので、観光客に人気のスポットとなっています。5月21日通りやボログネシ通りは歩行者天国で、飲食店や工芸品の屋台が立ち並ぶ活気あるエリアです。サン・ミゲル・デ・アサパ考古学博物館では、チンチョーロ文化の遺物や、エジプトよりも古いミイラの展示に驚かされます。街の南側には、より険しいプラヤ・コラソネス(Playa Corazones)やアンソタ洞窟(Caves of Anzota)があり、トレッキングを楽しむことができます。
船中泊
8日目 イキケ ヤシの木と遊歩道のある、太平洋に面したパラダイスへ、ようこそ。チリ有数の海辺の街イキケは、一年中にぎやかな街です。免税店のゾフリ・モールには買い物客が押し寄せ、海事愛好家は太平洋戦争で活躍したコルベット「ラ・エスメラルダ」の見学に心弾むことでしょう。アタカマ砂漠にあるハンバーストーンの塩硝石採掘場は、ユネスコの世界遺産に登録されておりその歴史は散策しながら知ることができます。

イキケに戻ったら、プラヤ・カバンチャの砂浜の隣にあるラ・コステネーラの遊歩道を歩いて、街のスカイラインとパラセイリングやサーフィンでにぎわう風景を堪能しましょう。バケダノ通りには19世紀のジョージア王朝時代の建築物が残り、町の中心にはアストアカ宮殿とフォトジェニックな時計台もあります。また、シックなカフェも多く、地元のコーヒー文化に触れたり、伝統的なクリーミーマンゴーサワーを味わったりすることができます。メルカド周辺にはチャイナタウンがあり、ペルーと中国の風味を融合させたユニークなチファ料理が生み出されています。シーフード料理はもちろんのこと、薄い生地をフライにしてフルーティーなキャラメルを混ぜたデザート、チャンベキもぜひ試してみたいものです。
船中泊
9日目 洋上航海日 クルーズも終盤に差し掛かり、冒険クルーズもあと数日で終了です。帰国後の日常生活に備えて、ジムで数時間過ごすのも良いかもしれません。船内ではまだまだレジャーを楽しむことができます。エクスペディション・チームがあなたの冒険のハイライトを振り返ります。お好きな方は、アートワークショップに参加して、冒険で訪れた場所に触発されたアート作品を作ることもできます。 船中泊
10日目 ラ・セレナ 海から段々と丘をのぼった所に位置するラ・セレナは、アベニーダ・デル・マール沿いをはじめ、美しい砂浜に恵まれています。チリで2番目に古いこの街には、新植民地時代の独特な雰囲気が漂っています。近代的な建物と、丁寧に修復された約30の石造りの教会(中には350年前のものも)など、古典的な建築物が混在しています。もし、教会が同じように見えてきたら、鐘楼のスタイルの違いで見分けるとよいでしょう。

ビーチや遊歩道、広場を散策するだけでなく、日本をイメージしたハルディン・デル・コラソンなど、手入れの行き届いた公共の庭を散策したり、レコバマーケットで美術品や工芸品を買ったりすることもできます。また、バルマセダ近くのパティオ・コロニアルには、落ち着いた雰囲気のカフェやレストランがあります。
船中泊
11日目 バルパライソ バルパライソの港に到着したら、冒険の航海は終わりです。海を見下ろす急勾配の丘の上に建てられたこのユネスコ登録都市は、モニュメント、教会、歴史的なケーブルカー、流行のバリオ地区、石畳の路地、カラフルな家々、魅力的な広場が迷路のように入り組んでいます。セロス・アレグレとコンセプシオンからの眺めは最高です。また、歴史的な港湾地区には、コロニアル建築、にぎやかな市場、海事博物館や現代美術博物館があります。この色彩豊かで珍しい都市に魅了され、1日か2日、滞在時間を延長してみてはいかがでしょうか。また、ポストプログラムでは、謎の巨人像で有名なイースター島へも行くことができます。

乗船代金

   

おすすめクルーズ

©Karsten Bidstrup
クルーズ日数:15泊16日

ディスコ湾の美景、グリーンランド西岸(15泊16日)

使用する船
MSフリチョフナンセン,
出発日

2022年
08月:09

2023年
08月:09,18

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