パナマ運河とマチュピチュ 植民地の面影(10泊11日)

冒険の旅は大西洋側の町コロンから始まり、太平洋へと進みます。人類の叡智の結晶、パナマ運河をじっくり12時間かけて通過し、その壮大な仕組みをじっくりとご堪能ください。その後、太平洋岸を南下しエクアドルやペルーの都市を訪れ、美しいビーチやユネスコの遺跡を観光。最大の見どころは、謎に包まれたインカの遺跡、天空の城マチュピチュ訪問です。

何世紀にもわたり人類の夢だったパナマ運河を通過。謎に包まれたインカの遺跡マチュピチュも訪れ、人類の偉大さに触れる旅。冒険の旅は大西洋側の町コロンから始まり、太平洋へと進みます。人類の叡智の結晶、パナマ運河をじっくり12時間かけて通過し、その壮大な仕組みをじっくりとご堪能ください。その後、太平洋岸を南下しエクアドルやペルーの都市を訪れ、美しいビーチやユネスコの遺跡を観光。最大の見どころは、謎に包まれたインカの遺跡、天空の城マチュピチュ訪問です。

対象
ひとり旅 大人の旅 野生動物 冒険 絶景 ハネムーン
クルーズ日数
10泊11日
使用する船
FR フラム , RA ロアールアムンセン , MS フリチョフナンセン
出発日

2022年10月08日 (アムンセン)

2022年10月09日 (ナンセン)

2023年09月26日 (フラム)

2023年10月03日 (アムンセン)

おすすめポイント

©Genna Roland
©Hurtigruten
©Andrea Klaussner
  1. 大西洋側の町コロンから出発しアメリカ大陸橋をくぐり太平洋へ。人類の叡智パナマ運河を通過します。12時間という長い時間をかけて、何世紀にもわたり人類の夢だったパナマ運河を通行します。
  2. インカの遺跡が多く残るセイクリッドバレーのホテルに二連泊。
    豪華列車「ハイラム・ビンガム」でマチュピチュ遺跡を訪問します。
  3. 豊富なオプショナルツアー。(別料金)
    ペルーのパラカスからナスカの地上絵やガラパゴス諸島の中のバレスタス諸島へ、チリのバルパライソからイースター島へ。

日程

1日目 コロン コロン市は大西洋岸にあるパナマ運河の入り口に位置しています。質の高いホテル、カジノ、温泉、手工芸品、地元の美味しいレストランもあります。パナマの街を存分に楽しみたい方や、チャグレス川のほとりの美しいジャングルロッジで過ごすプレプログラムに参加したい方は、2、3日早く到着するようにスケジュールを組むとよいでしょう。

乗船後は、無料のエクスペディション・ジャケットを受け取り、キャビンに移動。その後は船内を見学し、避難訓練に参加と慌ただしい時間が流れます。夕食では船長による歓迎の乾杯の後、エクスペディション・チームと合流し、安全衛生に関する重要な内容を一緒に再確認しましょう。
船中泊
2日目 パナマ運河 早朝にコロンを出港し、パナマ運河への進むための手続きをします。この複雑な運河は100年以上の歳月をかけて作られたもので、80kmに及ぶ自然・人工の水路が張り巡らされています。巨大な閘門に入る瞬間を私たちは期待に胸を膨らませながら待ちわびます。現代工学の偉業ともいえるこの閘門では、船が海面から26メートル以上も持ち上げられるのです。天気の良い日はデッキに出て、エクスペディション・チームによる運河周辺の見どころの紹介や、この壮大なプロジェクトの歴史について聞きましょう。

12時間の運河航路の約半分の間、船はガトゥン湖を進みます。チャグレス川をせき止めて造られた世界最大級の人工湖です。周囲には熱帯雨林が広がり、中米固有の動植物が生息しています。湖畔では、運が良ければワニに出会えるかもしれません。また、木々の間からサルやナマケモノを見つけることもできます。

さらにいくつかの閘門や湖を経て、船はアメリカ大陸橋の下をくぐり太平洋に出ます。何世紀にもわたる計画、努力、知恵の結晶であるパナマ運河通行は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
船中泊
3日目 洋上航海日 一日の大半はデッキでのんびりと散歩。海を眺めればクジラやアシカ、海鳥などの野生動物に目を奪われます。さらに海を身近に感じたい方は、インフィニティ・プールや2つの屋外ホットタブで泳ぎながら、景色を眺めてはいかがでしょう。

サイエンス・センターでエクスペディション・チームのレクチャーは、これから体験することをより深く知る絶好の機会でもあります。また、市民科学プログラムに参加することで、世界中で行われている研究に貢献することができます。夜も更け、星が夜空を埋め尽くす頃、エクスペディション・チームと一緒にデッキに出て星座を探しましょう。

空腹を感じたら、3つあるレストランでバラエティに富んだおいしい食事を楽しみ、エクスプローラー・ラウンジ&バーの居心地の良い席で、新しく知り合った友人たちとグラスを傾けるひと時をお過ごしください。
船中泊
4日目 マンタ 早朝に赤道を通過します。船上ではネプチューン王の祝福を求める伝統的な赤道通貨セレモニーが行われます。運が良ければ、最初の寄港地であるエクアドルに到着する前に、ネプチューン王が姿を現すかもしれません。

この日のお勧めのツアーは、マグロ漁の港町マンタから8kmほど内陸に入ったところにある手工芸品の町モンテクリスティ訪問です。16世紀、海賊の襲撃から逃れてきたマンテーニョたちが、この町を築きました。エクアドルのモンテクリスティは、その名前をすっかり横取りされましたが、伝統的なパナマ帽の発祥の地なのです。1904年にルーズベルト大統領がパナマ運河を訪れた際、この帽子をかぶっていたことがきっかけで世界的な人気に火がつきました。町中には、地元の職人がヤシに似たパナマソウの葉を手で編んだ、大小さまざまな色合いの正真正銘のパナマ帽を売る店がたくさんあります。

帽子以外の広場の露店をのぞいたり、教会の建築を眺めたり、さまざまなストリートアートを眺めたりと、時間の過ごし方はさまざまです。広場にある壁画には、モンテクリスティ出身のエロイ・アルファロ将軍が描かれています。また、丘の上には、ビエホ・ルチャドール(老戦士)とも呼ばれたアルファロ将軍を称える博物館と壮大な霊廟があります。
船中泊
5日目 プエルト・ボリバル
マンタ
プエルト・ボリバルはエクアドルの重要な港で、コーヒー、ココア、エビ、そして地元の人が「オロ・ベルデ」(緑の黄金)と呼ぶ豊かなバナナを輸出しています。オプショナルツアーでは、地元のバナナ農園を訪問し、エナベンチュラ自然保護区でハチドリやインコ、ホエザルを観察しましょう。プヤンゴ石化林は、アンデス山脈と同じ1億年前の樹木の化石を集めた世界有数の森林です。
船中泊
6日目 洋上航海日 展望デッキやラウンジで美しい景色を眺めながら、穏やかな船旅をお楽しみください。

サイエンス・センターでは、エクスペディション・チームによるレクチャーを開催しています。コロンブス以前の歴史、周辺の山々や島々の地質、地域社会の民俗学など、さまざまなトピックを取り上げています。しかし、レクチャーは屋内だけではありません。船上で海鳥が飛来するチャンスがあれば、エクスペディション・チームがデッキで海鳥を見つける手助けをしてくれるかもしれません。また、船内には専属のカメラマンがおり、旅の写真を撮ってくれるだけでなく、探検写真の基本的な撮り方についても教えてくれるでしょう。
船中泊
7日目 サラペリ 太平洋の風と波にさらされるサラベリ港は、とてもアクセスしにくい港です。しかし、計画通りに進めば、ペルー第3の都市トルヒーヨや周辺に点在する遺跡を探索するための良い中継地点になります。

トルヒーヨは、モチェ川が灌漑する肥沃な谷間のオアシスに位置しています。17世紀に建てられた色鮮やかなバロック様式の大聖堂、10ものコロニアル様式の教会、多くの新古典主義の邸宅、そして世界最長のモザイク壁画を誇る地元の大学など、見どころがたくさんあります。しかし、あなたの関心はもっと別のところにあり、それほど近代的でないものに向けられるかもしれません。

チャンチャンの町は、西暦900年頃にこの地に出現したチムー帝国によって築かれました。20平方キロメートルの広大な遺跡群には、ツクディ寺院城塞やワカ・エスメラルダなどがあり、トルヒーリョの反対側には、チャンチャンの町より数百年前に建てられたモヒカンの太陽と月のピラミッドがあります。特にワカ・デル・ソルは大陸最大のアドービ建築と称され、ワカ・デル・ルナは細部まで美しいパステル調のフレスコ画が数多く残っています。
船中泊
8日目 カヤオ
マチュピチュ
セクリッドバレー
昼頃、カヤオに到着。船長とクルーにお別れの挨拶をしましょう。リマ空港へ移動した後、一路クスコへ向かいます。標高3,400mのインカ帝国の古都に到着後、セイクリッドバレーのタンボ・デル・インカ・リゾートに向かいます。夕食後はそのままお休みください。 セイクリッドバレー泊
9日目 セイクリッドバレー
マチュピチュ
セイクリッドバレー
リゾートでの朝食の後、忘れられない1日が始まります。かつてインカの地を征服したパチャクテク皇帝の王領であったオリャンタイタンボと同じ名前の遺跡を見学します。この遺跡は崖に張り付くように建てられた恐ろしい石の要塞です。バラ色の花崗岩で作られた巨大な建造物はかつて浴場、寺院、軍の兵舎からなる複合施設として栄華を極め、要塞は敵対するアンティス族からこの地を守る大事な防衛手段でした。また、征服戦争では、インカがスペインに対して最大の勝利を収めた場所でもあります。

その後、近くの鉄道駅に向かい、マチュピチュ行きの豪華なハイラム・ビンガム列車に乗り込みます。マチュピチュへの道中、美しい景色を楽しみながら美味しいブランチをお楽しみください。

そしてついに、壮大なマチュピチュに到着です。この遺跡は1450年頃に建設され、スペインによる征服の際には放棄され、何世紀もの間つる植物や木々で外界から遮断されていました。1911年にアメリカの考古学者によって「発見」されて以来、「失われたインカの都市」は世界でも有数の観光地として脚光を浴びています。
神官や職人、召使いが住んでいた当時の生活を想像しながら遺跡を巡ります。発掘調査によって骸骨や遺物、毛織物などが発見されました。当時の姿のまま残るインカの石造りの精巧さに驚かされます。しかし、インカ人は都市の栄枯盛衰について何の記録も残していないため、マチュピチュは考古学的に世界で最も謎に包まれた遺跡のひとつとなっています。

この2つの遺跡で充実した1日を過ごした後、列車でタンボ・デル・インカ・リゾートに戻り、再びゆったりとした夜をお過ごしください。
セイクリッドバレー泊
10日目 セイクリッドバレー
クスコ
リマ
朝食後、クスコに戻りクサイワマン要塞を見学します。クスコを見下ろす丘の上に位置し、他のインカの建築物と同様にモルタルを使わずに造られた戦略的な要塞です。重さ200トンにもなる巨大な石が、草の葉も通らないほどしっかりと組み合わされている様はインカの高度な建築技術を物語っています。

次にバロック様式の壮麗なクスコ大聖堂へ。この大聖堂はインカの宮殿の基礎の上に、1500年代半ばにスペイン人によって建てられました。大聖堂の建設に使われた石の多くは、近くのサクサイワマン要塞から略奪されたものです。コリカンチャでは、インカ帝国の最も重要な寺院である太陽の神殿の基礎の上に建てられた美しいドミニコ修道院を鑑賞することができます。教会の西端にあるモルタルを使わない曲線の石積みの壁は、現存するインカ帝国の石造建築の中で最も素晴らしい例のひとつとされています。

昼食を地元のレストランで済ませ空港へ。一路リマへ向かいます。リマ到着後は現地ガイドと合流し、ホテルへ移動します。チェックイン後、ペルーの首都リマの夜をご自由にお過ごしください。お洒落なバーやレストランが立ち並ぶバランコ地区や、ライトアップされたレンガと粘土で造られたピラミッド遺跡、ワカ・プクヤーナやワカ・ワヤマルカに立ち寄るのもおすすめです。
リマ泊
11日目 リマ ホテルでの朝食後、仲間たちに別れを告げ楽しかった冒険の旅が終わります。せっかくペルーに来たのですから、数日間休暇を延長して、「王の町」として知られるペルーの首都でもっとゆっくり過ごしてみてはいかがでしょう。

ユネスコの世界遺産に登録された歴史地区には、マヨール広場やサンフランシスコ修道院など、植民地時代の建築物が数多く残っています。一方、レンガと粘土で造られた儀式用ピラミッドのワカ・プクヤーナとワカ・ワヤマルカの遺跡は、長い年月の間失われていたインカ文明の面影を残しています。また、先コロンブス時代の考古学を学ぶことができる、少なくとも4つの博物館があります。壁画やクリエイティブなカフェ、リマの2つの現代美術館があるバランコ地区は明るくボヘミアンな雰囲気のエリアです。

しかし、リマでの究極の体験はなんといっても食事でしょう。首都リマから発信される料理は世界中のレベルを引き上げる要素で、国際的に有名なレストランや受賞歴のあるレストランなど、楽しみの種には事欠きません。ペルーの美食のひとつに、新鮮な魚をライム汁などの調味料に漬け込んだセビーチェがあります。ミラフローレスの高級レストランから、チョリロスの漁港にある庶民的なセビーチェまで、街のあちらこちらで味わうことができます。
 

乗船代金

   

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©Karsten Bidstrup
クルーズ日数:15泊16日

ディスコ湾の美景、グリーンランド西岸(15泊16日)

使用する船
MSフリチョフナンセン,
出発日

2022年
08月:09

2023年
08月:09,18

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